「きっとうまくいく」なる映画

「きっとうまくいく」なる映画

【きっとうまくいく】原題(three idiots)

性表現なし、暴力表現少し

(あらすじ)

インドの超名門理系大学に入学した主人公のランチョー、ファラン、ラジューの3人の心温まる物語。卒業後、突然いなくなったランチョー。10年後にその消息を掴み、喜んで探しだす二人だが、その過程でランチョーの謎めいた素性が明かされていく。果たして、ランチョーとは何者だったのか。今どうしているのか。コミカルなミュージカルと共に送る、珠玉の感動作!

【感想】

   

麻呂的ベストオブベスト映画!!

この映画、約一刻半(170分)という長尺映画。とはいうても、ボリウッドつまりインド映画では当たり前の長さなのじゃ。麻呂はこの映画があな恋し過ぎてDVDまで持っておる。初めて観た時の感動たるや!

   

「ややや!最高の映画にて必定なり!」

   

この映画が何故いとおかし、というのは既に色々なところで語られておる。インド映画特有のミュージカルも面白い、ストーリーも良く練られておる。さらには役者も最高…とほぼ幼な児のような感想なのだけれども…でも多分最高の映画ってそんなものよな。(訳知り顔)

まず、インド映画の基本は長尺(トイレ休憩まである)、歌い踊り舞う、性的表現や暴力表現は抑えるところにある。ハリウッドの映画って、どれだけ良い映画でも、♡なシーンや下品な表現のシーンがある映画が多いけど、インド映画は 

一「我が子と共に安心して観られる!」(バーフバリ除く)

一、「突然のミュージカルで子供は大笑い!」(飽きないのじゃ)

なので麻呂は沢山インド映画を借りてきて、我が子と一緒に何本も観たのじゃ。

日本語訳、吹替版があるものはどれもが名作ばかりなのだが、この映画は別格に良かったと思ふ。主演であるアーミルカーンの映画は「ダンガル」「PK」等どれも素晴らしい映画だったがこれが一番よの。

なにより優雅なるアーミルさぶらいける…。

アーミルカーン扮するランチョーの性格を一言で表すのは難しい。世の中を達観しており、我が道を行く。いつも冷静で、賢く、明るく、優しい。こんな友達が欲しかった!確かに、何年たっても会いたくなる、そんな素敵な人物なのじゃ。

麻呂が一番好きなシーンは、やっぱり風呂場でのミュージカルかの。歌ってるパートって長いと感じるところ多いけど、これ何回も観てしまう。まるで「ラ・ラ・ランド」の冒頭シーンのように何度も見ちゃう。悩んでる友人も、学校の仲間たちも高らかに「きっとうまくいく」と歌い上げるシーンはまさに人生賛歌!

歌ってる最中みんな裸なので、ちょっと気づいたのだけど

「ランチョー、身体も鍛えてない!?」

それはそうとミュージカルmovieここに極まれり。(個人の感想desu)

学生の仲間が一人自死するショッキングなシーンがあるので、そこだけは注意してたも。でも最後は驚きの結末、そしてとっても温かい気持ちになれると思ふし、大切なことが沢山学べる本当に本当に勧めたい映画なのじゃ。麻呂にとって今までで間違いなく最高の映画だったのじゃ。

是非家族で観てたも!

ではでは皆に幸あらんことを。